end of shite

虚無に向けての日記

しかばねを越えた先に見えるものは

数年前に友人が死んで、その子は地元(本当の地元、町内レベル)唯一の友達なので結構困っている。

友人は色々あって自死を選択したんだけど、私からしたらかなりバカみたいな理由だった。なのでお通夜の時も葬儀の時もひたすらイライラして本当にバカだなとイライラし続けた。

死化粧はかなり下手で友人の顔のいいところが全く活かせてないし、遺影もなんか変な笑顔のやつでそれもまたイライラした。

死ぬ少し前に行ったボーイズバーが最後の思い出になったんだけど、友人が急に行きたいと言い出したので私は胸元にでっかくハワイって書いてあるTシャツを着たまま行った。ボーイズバーは驚きの面白くなさであれが最後の思い出と思うとまたイライラした。

葬儀場は緑色のモルタルの床が辛気臭くて、あのクソ面白くなかったボーイズバーの方がなんぼかマシだと思った。故人の意向を反映したらこんなダサい葬儀場選ぶはずがないのにと私のイライラはピークだった。

火葬場でこんがり焼かれた友人は熱々の骨になって出てきた。なにかの小説で遺骨をこっそり持ち帰るシーンがあったけど、触ることもできないほど熱々だったので持ち帰ることなんてできなくて、もうなんかいいやってイライラも消えてあとは泣きもせずぼんやりしていた。

友達はめちゃくちゃにギャルでいつも一緒にギャルになろうよって言ってくるし、変な男とばっかり付き合っていっつも怒っていて、急にダサいタトゥーを入れてプールに行けなくなって落ち込んでいた。よく分からない男の子をしょっちゅう紹介してくれて、よく考えたら歴代の彼氏はその子の紹介ばかりだった。

故人のことを悪くいうのはどうかと思うけど、ずっとバカで死に方までバカで変なところ一貫性がある。

あの時からずっとぼんやりしている気がする。屍を越えて分かったことは今のところ死んだら終わりっていうことだけだ。

死んでしまったのでしょうがないけど、私は寂しくてかなり困っているのでなんとかならないかな。