end of shite

敬称略日記

大慌て日記

朝、ぎりぎりに家を出ようとするとイヤホンが聞こえない、前のが聞こえなくなって昨日買ったのに。ハイカットのコンバースを脱ぐのが怠くて土足で予備のワイヤレスをとりに行く。家から出てマスクを忘れたことに気づきまた土足で取りに行く。ウイルスをやみくもに恐れているのでマスクは絶対にしたい。ぎりぎりがさらにぎりぎりになってしまい前を歩く見知らぬ人の足の運びに合わせて歩く。普通に歩くとかなり遅いので最近編み出した急ぎ方だ。もうすぐ駅というところで財布を忘れていることに気がつき超急いで戻る。また土足で取りに行く。手の甲にSuicaを埋め込みたい、あっモバイルSuicaだ、などと思いながら歩く。この時点でもう遅刻は確定なのだが何故か行けるかもしれない、と連絡を怠る。電車、ゆっくりに感じる。いつもいつでも遅延しているので遅延の可能性にかけてみると今日に限って全くしていない。でも駅から走ればいけるかもしれないという謎の気持ちがあり連絡を怠る。駅から走るも人が多い。繋がったタイプのワイヤレスイヤホン、右耳だけキーンとするので左耳だけに入れてて肩の上でパフパフする、めちゃくちゃいらいらする。全てのいらいらの原因は急いでいることにあると気付く。途中で全てを諦め歩くと先ほどまでの苛立ちが嘘のように晴れやかな気持ちになる。3分くらい遅れて行き上司に普通に怒られる、まあそうでしょう。仕事をばりばりと行う。パリ出張のお土産の異常にうまいクッキーを貪り食う。パリ クッキーで検索したら出てくるレベルで有名なあれをなんとか再現できないかな、と考えるがバターを買う勇気がない、お高いので。遅刻したくせに残業を1秒もせず下北沢へお笑いを見に行く。慣れない駅へ向かうもGoogleマップの進行方向が狂っていて全く道がわからない、最高潮のいらいらを見せる。機械がいうことを聞いてくれないといつも癇癪を起こしてしまう。知らない乗り換え、微妙に降る雨、ぎりぎりの開演時間、ああ!急いでるからいらいらするんだなぁと思いつつ入り口を塞ぐ若者たちに心の中で舌打ちをする、心の外に出ていたかもしれない。遅れてすみません!と電子チケットを見せると2,500円です、と言われ、はて、その場払いのパターンだったか、財布に1,500円しかないなぁとなりコンビニに下ろしに行く。もうオープニングトークが始まっている、ネタにはギリ間に合うんじゃないですか、と受付のお姉さんの言葉を信じる。ATM混んでる、金くらい下ろしとけよ!とブーメランすぎることを考える。後ろに並ぶ人が隙あらばぬかすぜという動きを見せる、すかさずブロックする。ダッシュで会場に戻るとまだ若者が入り口を塞いでいる、ふざけんなよ!ネタ中なので入れません!そうですよねすみません!お姉さんとの気まずい時間、ネタ終わりの芸人さんがはけた先がここ受付でほほぅ、なんかすみませんほんと、となる。一本めのネタ終わりに無事入場、会場めちゃくちゃ狭い、椅子が尻に食い込む、地上4階だけどアンダーグラウンドだ。メガネ忘れたけど問題ない距離感。残り9本しっかり見てアンケートにわけのわからないことを書く。完全に面白くてネタ途中に指輪を一本無くしていることに手探りで気づいたがこんなに完全に面白いのだからいいか、と思った。もういらいらすることもないでしょう、という気持ちで外に出たら雨、見つからない喫煙所、寒さ、イヤホンどっかいった、などでもう2度と下北なんて来ないんだからっ、となった。わたしが知ってる下北沢駅はもっと小さくて迷いようもなく喫煙できたのに。

ぴゅっと帰ってすぐ洗濯機回して風呂に入った、成長している、確かに、あしたは早く起きる。