東京でのこと
東京での暮らし、驚くほど電車がうるさい。
そりゃあ線路沿いに住んでいるのだから当たり前なのだけど、地方では電車でちょっと出掛けるという概念がかなり薄くて線路沿に暮らしている人がかなり少なくて遠出する時に乗るものという概念で、その辺は東村アキコ先生のひまわりで詳しく描かれているので読んでください、間違いなく最高傑作なので。
電車が通るたびにとにかく部屋が揺れる。揺れに伴ってガラス戸ががたつき、なんなら冷蔵庫の振動でもがたつく。
そりゃあ家がボロいからに他ならず、もしかしたらごきぶりてきな怖めな生物が大挙して押し寄せ一斉に羽音を立てているのでは、という妄想が捗る捗る。
東京にはボロい家がたくさんあって、風呂もない家と銭湯もたくさんある。地方だとそこまでボロい家だと借り手がつかないのでどんどん綺麗目なアパートになったり駐車場になったりなんなりで、東京ってたくさん人がいるんだなあと当たり前のことを実感せざるを得ない。
あと喫煙所がぜーんぜんなくてコンビニの前とかはもちのろんない。なので歩きタバコがめちゃんこに多くて、まあ田舎でもいるんだけど人口が多くて喫煙所がない分めちゃんこ多い。
コンビニにもゴミ箱がないことがあってその分路上にいっぱいゴミがあって驚いちゃう。でもそれは週末の渋谷とかで週末の渋谷はちょっと世紀末を感じるくらい汚い。
街によってかなり人の雰囲気が違っていて職場のあたりと住んでいるあたり、電車で10分くらいなのにぜんぜん違う。
住んでいるあたりはかなり早い時間から飲めて個人的には最高。でも1人で飲むことを楽しめる域には至っていないので寂しさが募りがち。
良く両親などに心配される治安的な不安はあまりなく、地元にいる時の方が良くなかったような気がしなくもないけどこれは多分かなり恵まれているということなんでしょう。
どうやって作るのかさっぱりわからないけど友達ができたらいいなと思う。