end of shite

虚無に向けての日記

さよなら、愛を込めて

交通費が支給されたので地元に帰ってデートしてました。忘れるのが怖くて帰りの新幹線で書いている。

 

土曜日

昼過ぎの新幹線なので余裕かましてたらギリギリになってしまってわたしはそういうところがある、と自分に憤りながらぐいぐい歩いた。なんとか飛び乗り飲まず食わずだったので車内販売でお弁当と酎ハイを2本買って飲んだらぐるぐるになってひたすらに寝た。地元なのにいきなりバスに乗り間違えて先輩との約束に爆遅れして、焼き鳥屋でたくさんお酒を飲んだ。先輩は相変わらずふらふらしていて勝手にわたしのふらふらさを肯定されたような気持ちになった。先輩と別れてデートへ、この時点でめちゃくちゃに酔っ払いだったので懸念していた久々に会ってもじもじするやつにならなかった。相変わらずあんまり食べられないくせに頼み過ぎてしまいパスタが食べられないかもしれない、と懸念していたら間違えて隣の卓に提供されて若いカップルが食べてくれてものすごく助かった。お詫びに、とコーヒーをサービスされ、間違えた店員さんはしっかりめに怒られていて申し訳ない気持ちになった。我々はデートの際いつも腹具合を間違えてしまう。

シャワーがぶち壊れていて滝行みたいになってる部屋に泊めてもらった。交通費を支給されて援助感があるなぁと思いながらありがたく受け取った。疲れていたけどなぜだか全然眠れなくて眠っている様子をずっと眺めていた。

 

日曜日

尾道へ、雨が降っていた。前回のデートではモーニングを食べ過ぎてグダグダになった反省を活かし軽めに済ませたはずがしっかり満腹になって笑った。尾道の駐車場はどこもいっぱいで教えてもらったデートスポットはどこも行列でわたしのタバコはどこにも売ってなかった。わたしはキャバ嬢みたいなタバコを吸っているので尾道はキャバ嬢に向けた街ではない、と適当なことを言い合った、我々は適当なことを言うのが大好きなので。商店街では大きい犬がいて触らせてもらった。ラーメン屋さんで教えてもらった古本屋さんで坂口安吾の文庫を買ってトイレを借りた。土禁ののエリアに土足でぐいぐい入ってしまって店員さんを焦らせてしまった。雨の中アイスを食べて凍え、千光寺には行かなかった。またデートが下手くそだったが楽しかったねぇ!とわざとらしく言い合いながら帰った。家で泥のように眠る様子を眺めていた。

ひとしきり眺めたのでお好み焼きを食べに行った。地元では通常週に2回も3回もお好み焼きを食べるのでトーキョーにはお好み焼き文化がなくて困っていたのだ。そこそこの美味しさの店だったが久しぶりだったのでとても美味しく感じた。また腹具合を間違えてしまったがなんとか完食し、ぶち壊れたシャワーでお好み焼きの匂いを洗い流し、ゴールデンカムイを少し見せたら気に入ってくれたようで嬉しかった。また泥のように眠る様子を眺めてわたしも少し眠った。

 

月曜日

仕事に向かうのを見送り寂しい気持ちになったので、king gnuのvinylを聴きながら支度をした。最近king gnuをたくさん聴いていてあまりの良さに震えている。(ラジオもびっくりするくらい面白いので全人類聴いた方がいい)

前の職場の仲良しの人たちとカレーを食べに行った。昨日とは打って変わりものすごく晴れていてリュックを背負った背中は汗でびちゃびちゃになった。カレー屋さんはすごく混んでいて車で待ちながらデートした男の子ことを根掘り葉掘り聞かれるがままに話した。写真を見せたら先月グッチの帽子のマダムに撮ってもらった2枚しかなくて驚いた、すぐ写真を撮るのを忘れてしまう。話しているとどんどん寂しくなってきて胃が詰まったような感覚になりカレーを食べるのも一苦労だった。家を建てることや子供のこと、義理の両親のことなどとてもアダルトな話をきいてまた更に寂しくなった、当たり前だけども乳飲み子を抱えて東京に遊びに行くのはかなり厳しいらしい。わたしが帰ればいいだけなので帰ったらもれなく遊んでほしい。一緒に働いていたとき、あの頃の会社はクソクソだったけど夢みたいに楽しかったなぁ。

 

 

さよなら愛を込めて、ただいま東京