end of shite

虚無に向けての日記

地獄というにはぬるすぎる

わたしにとっておたくすることは食生活におけるお酒やおやつのような、間取りにおける書斎のような、コーディネートにおけるスカーフのようなものだ。主食やリビングやTシャツのように核となるものではないが、あった方が断然素敵だ。

それは必要としてない人には全く必要なくて、おやつがなくても満たされた食生活を送る人がいるように、おたくしなくても全然楽しく満たされた人生を送る人だってたくさんいる。

おたくをするには一にも二にもお金が大切、三四がなくて五に行動力。現場至上主義の若手俳優界隈は特に。薄給なので副業までして何のために、と言われてもわたしにはものすごく必要だからとしか言えない。

わたしはとにかく仕事が嫌いで、仕事内容や人間関係に関わらずとにかく働いていることが苦痛で仕方がない。無職の時は幸せ太りし肌もプリプリで体調もすこぶる良くなる。今の職場に決まった時も急にものすごく肌が荒れて周囲を心配させた。

こんなにもお金がかかる趣味がないときっとわたしはその日暮らしをしお肌プリプリさせながら幸せ太りし続けるだろう。それも幸せだけど、わたしはもうあの強烈な生きてる感を覚えてしまったので。甘いおやつを初めて食べた幼子の様に夢中だ。

神さまが怠惰すぎるわたしを働かせるために与えた趣味だと思うことにして、日夜死んだように労働している。

このぬるやかな地獄で、最高のおやつを食べるために生きている。